WEBを利用した規格書の説明を行ったこと

私は食品会社向けのWEB上の規格書の作業方法を教える担当として、説明会の説明役をしておりました。その説明会に参加してくれる人たちは、そのシステムを利用する小売店へ原材料や、商品を納品している会社の品質管理担当者でした。たいていの人たちは、EXCELを用いた各社ごとに設定されたファイルに入力をしているとのことで、感想を聞くと、共通意見は書式が各社ばらばらでやりにくい、ということでした。そこで、その部分がいかに便利になっているかを、説明の中心に持ってくるようにしました。その甲斐もあってか、集中して聞いてくれました。


しかし、中には、全く意味不明という表情を見せていた年配の方もおられました。その人は、これまで、エクセル書式にもプリントアウトして手書きで書いてきたとのことで、PCを見ただけで、拒否反応を見せていました。この規格書はパソコンを触らずして、成立しないため、困りました。このままでは、この人が手書きで書いたものを誰かが打ち込むという、気の遠くなるような作業が待っているわけです。そこで、私は説明会が終わってから、後日改めて時間を作り、実際に説明しながら規格書を作成する機会を持ちましょう、提案して、特別に教える時間を作りました。 ライター:渡邉文男