PCへの対応をWEB側でどこまでサポートするのか

クロスブラウザという問題です。WEBの設計で一番悩ましい課題は、最新のHTML5やCSS3をどこまで意識して設計していくかということです。PCのよっては古いブラウザも沢山あります。一方でそういった古いブラウザを切り落としていくような技術的な命令が数多く存在し、ユーザーインターフェイスの便利と引き換えに古いPCユーザー総を見捨てないための余分なコードの記述がエンジニアを泣かせているのが現状です。ユーザーの希望は絶えず新しい物へと移り変わります。設計者側の裏側の仕事がユーザーに伝わらないのが本当に辛いところです。


IT業界では営業現場(お客様の要望を直接聞く場所)と実際にその要望を実現させていく技術屋エンジニアさんとのトラブルが頻繁です。直接効いてその場で実現していくようなフローだと良いのですが、WEB制作企業の規模が大きくなってくると複雑で多岐に渡るユーザーインターフェイスをトラブル無くどう仕上げていくかが課題になってきます。最終的に納期が迫ってきた段階での大幅なデザイン変更であったりとか最終的なしわ寄せといったものがプログラマーの仕事をストレスのあるものに変えるのです。今まで以上に細かな打ち合わせが営業と技術に問われているのです。 ライター:渡邉文男aa